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敷鉄板、プラスチック敷板…工事現場に欠かせない地盤養生には、どんな種類がある?

工事現場では人や車が安全に通行したり地面を傷つけないようにするために、敷板を敷いたり、コンクリートなどで舗装することが必要ですよね。

昔から使われている敷鉄板のほかに、最近はプラスチック敷板を使う現場が増えてきているようなのですが、プラスチック敷板にはどんな特徴があるのでしょうか?いろいろな地盤養生と比べてみました。

プラスチック敷板とコンパネ・合板

合板は薄いベニヤ(板)を重ねたもので、コンパネも合板の一種です。家の棚をつくったりなどDIYでもよく使われるもので、ホームセンターで購入できます。

重さも10kg前後と軽いのが特徴ですが、割れやすく、水に弱いのが難点。そのため屋外の工事現場には不向きです。

プラスチック敷板はその名の通りプラスチック(樹脂)でできた敷板で、樹脂敷板、プラ敷き、もしくはプラシキと呼ばれることもあります。プラスチックなので耐水性は抜群!重さは20〜40kg前後ありますが、手持ち用の穴がついているので持ち運びも簡単。サイズが小さいものは女性ひとりでも運べます。

  メリット   デメリット
プラスチック敷板

割れにくく、長持ちする

耐水性がある

コンパネ・合板に比べて価格が高い
コンパネ・合板 プラスチック敷板に比べて価格が安い

割れやすい

割れると木のささくれが出て危険

水に弱く、腐りやすい

すべり止めがないためズレやすい

連結穴がないため連結できない

プラスチック敷板とゴムマット

合板・コンパネと同じようにホームセンターなどで手軽に購入できるゴムマットですが、地盤養生には使えるのでしょうか?

結論からいうと、あまり向いていません。そもそもゴムマットはコンクリートの上に敷くのが前提で、トラックが走っただけで破けてしまうことも。車が通る場所であればプラスチック敷板がおすすめです。

メリット デメリット
プラスチック敷板

硬くて丈夫、割れにくい

長持ちする

運びやすい

ゴムマットに比べて価格が高い
ゴムマット

ホームセンターなどで購入できる

軽量

弾力性がある

プラスチック敷板に比べて価格が安い

破れやすい

柔らかいため運びにくい

プラスチック敷板と砂利

工事現場では砂利を敷くこともありますよね。ですが、地盤養生には向いていないかもしれません。

砂利は見てのとおり、小石がたくさん集まったものです。この上を車がなんども走ったらどうなるでしょうか?そう、砂利が移動してしまうんです。タイヤの通ったあとがはっきりと残ってしまって、でこぼこになってしまっている駐車場をたまに見かけますよね。

定期的に砂利を平らにならす作業は、想像以上にたいへんなもの。その点、プラスチック敷板なら一度敷いたら、メンテナンスは基本的にしなくてOK!職人さんの作業を減らすことができます。

メリット デメリット
プラスチック敷板

手軽に設置できる

繰り返しの車両走行にも耐えられる

砂利に比べて価格が高い
砂利

価格が安い

手軽に購入できる

繰り返し車両が走行するとわだちができてしまうため定期的にメンテナンスが必要

プラスチック敷板と敷鉄板

プラスチック敷板の魅力は、なんといっても持ち運びと設置が簡単なこと。300kg以上ある敷鉄板に比べて、プラスチック敷板は20〜40kgと軽いので1人〜2人で持てます。

また、敷鉄板のようにクレーンを使う必要がなく、地面に並べるだけで設置完了。敷鉄板よりもはるかに少ない時間で敷くことができます。もちろん撤去するときも人の手で簡単にできます。

鉄板に比べてプラスチック敷板は強度が低いのでは…という不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、心配ありません。ほとんどの工事車両が問題なく通れます。

十分な強度があり、設置も簡単。さらに敷鉄板に比べて価格も安い。プラスチック敷板はかなりコスパのいい敷板だと言えますね。

メリット デメリット
プラスチック敷板

軽い

柔軟性がある

人の手だけで施工できる

施工に時間がかからない

敷鉄板に比べて価格が安い

敷鉄板に比べて強度が低い

固定しないとずれてしまうことがある

敷鉄板

溝や穴をふさぐことができる

プラスチック敷板に比べて強度がある

施工に時間がかかる

プラスチック敷板に比べて価格が高い

プラスチック敷板とコンクリート

コンクリート舗装は丈夫で長持ちしますが、舗装や剥がす作業にかなりの時間がかかってしまいます。となると、建物の建設や工事が終われば撤去する工事現場には適していませんね。工事現場をはじめとした仮設現場で使うなら、プラスチック敷板がおすすめです。

メリット デメリット
プラスチック敷板

少ない作業人数で敷設・撤去ができる

短時間で敷設・撤去ができる

敷設面積が広くなると費用が増える
コンクリート

耐久性が高い

施工面積が広くなると安くなる

施工日数がかかる

原状復帰が難しい

いかがでしたでしょうか。こうして見てみると、使う場所や状況に合わせて地盤養生を選ぶのが良さそうですね。

最後に地盤養生の特徴についてまとめてみましたので、よろしければ参考にしてみていただければと思います。

地盤養生の比較表

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